

マラソン大会救護医師としての経験
2026年3月15日(日)、板橋シティマラソンが開催されました。フルマラソン参加者は約10,300人。私は、メイン会場の救護本部医師として活動しました。コースは荒川河川敷で日光を遮るものはありません。朝の気温5度から日中は15度まで上昇。 この10度の気温差と直射日光が、予想以上にランナーの水分を奪い、現場では軽度から中等度の熱中症の対応に追われました。 最終的に救護所対応者は合計100名を超えました。参加したランナーの約1%です。 今回の救護活動で最も大きな学びとなったのは、熱中症が重症化していくステップです。 現場では、まず「片脚のつり」から始まり、すぐに「両脚のつり」へと広がり、歩行困難となります。その後、「両手に進行する痺れ」が現れ、続いて「上肢のつり」へ。この段階になると、少し動くだけで「全身がつる」という状態に陥ります。 症状が進むと、「嘔気・嘔吐」に襲われ、さらに重症化すると「血圧低下」をきたすことを経験しました。4名のランナーが、この経過をたどり救急搬送されました。 来年以降も、今回の経験をかてに、ランナーの安全を守るための的確な
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Doctor’s Eye/チームドクター
昨年から、立教大学アメリカンフットボール部のチームドクターとして統括しています。 今年度も怪我だけではなく、チームの目的が叶うよう、医療面からしっかりとサポートしていきます。 学生団体スポーツで勝ち続けるためには、「勝利への目的がチーム内に浸透していること」「勝利という目標に選手全員が同じ方向を向いていること」が必要です。 試合に出場している選手もしてない選手も勝利するにはどうしなければならないのかを常に考えて行動することが大事です。 選手以外も同様です。 監督、コーチ、スタッフ、保護者、チームに関わる全ての人々が勝つために目的を同じにしなければなりません。 リーグ戦、トーナメントを勝ち続けていくには、組織全体の勝利に向かうベクトルの方向性が大事だと思います。 我々、スポーツドクターも例外ではなく、怪我からの復帰はもちろん、怪我の予防、その後のパフォーマンスをサポートする必要があります。 ドクター、トレーナー、学生トレーナーの万全なサポート体制がなければ絶対に勝ち続けられないのです。医療従事者がしっかりと怪我で離脱した選手のメンタル、フィジカル
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