
- 2016年4月24日
「腸内フローラと水素」
カラダの中で水素が作られています。
私たちの腸内フローラが食物を発酵させて水素を発生しているのです。
大腸内の細菌は個人差が大きく、善玉菌から悪玉菌と日和見菌まで、その日の体調によって変化します。この腸内細菌の中でより多くの水素を発生させるのが乳酸菌です。
しかし、乳酸菌は胃や小腸などの酸に弱く、多くは大腸まで到達できません。そこで、私たちは大腸まで届くように有胞子性の乳酸菌でより多くの水素を発生させることに成功しました。
腸内フローラのフローラとは畑という意味があります。畑でいろいろな野菜が育っているように、腸内からはカラダに必要なものがたくさん生まれています。この誰もが持っている腸内フローラという環境を利用した水素を皆さまにお届けしたいと思っています。

- 2016年4月18日
カラダで作られる水素
最近、水素水や水素サプリメントが注目されています。あまり知られていないのですが、水素はカラダの中で作られています。
どこで作られているか分かりますか?
それは腸です。
いつも食べている物が大腸内で発酵して水素を発生しているのです。
1日に約300~1000ml以上の水素が作られています。その中で、最も有効に水素を発生させる成分がオリゴ糖です。オリゴ糖が大腸内で腸内細菌と反応して酢酸、プロピオン酸、酪酸などを発生し、同時に身体に有効な水素を多く産生しています。
腸内フローラといわれる環境を整えることが水素発生に大きく関係してきます。カラダの中で作られた水素は持続性があり、通常のサプリメントより効果的です。
私たちは腸内フローラを利用してより多くの水素をカラダの中で発生させる方法を研究しています。

- 2016年4月13日
「医は仁術、O先生」
先日、お世話になったO先生から病院退職のお手紙を頂きました。
昔ながらの診療スタイルで、患者さんに優しく、今でも目標にしています。
医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救ふを以て志とすべし。
O医師はまさにそんな言葉の似合う先生です。
これほどテクノロジーが発達し、再生医学まで現実化されているのですが、最終的に医療を届けるのはひとりの医師です。
いつか医の仁術がシェアされて、検査専門医、治療専門医、フォロー専門医に分かれていくのだろうか?車の運転免許で、オートマ専用があるように、説明専用医師免許が出来るのだろうか。
外来診療の半分以上は説明している時間だから、これを分けたら待ち時間は確実に短くなるし、説明だけなら病院に行かなくてもいいのか...。
新しい時代の医療スタイルを想像しながらも、只々O先生に感謝しています。

- 2016年4月3日
肩こり予防には
肩がこるとよくいいますが、一般的には首の付け根がこるのが多いと思います。
解剖学的には頸椎(首)から胸椎(背中)の移行部です。
この場所の機能を考えると、頸椎はよく動きますが、胸椎は肋骨に覆われているのであまり動きません。
よく動く頸椎と、動かない胸椎との移行部には必ずストレスが生じてしまいます。
首は5㎏以上の頭を常に支えていますからね。
肩こりは、首肩周りの筋肉が関係しているだけではなく、解剖学的な移行部のストレスもかなりの原因だと思いますよ。
肩こりの予防には、①姿勢よく生活する、②適度に運動する、③休む時はしっかり休む、やっぱり基本的なこの3つを忘れないことが大事なんですね。