DOCTOR'S COLUMN

紙切れのメールアドレス

1998年、研修医を終えてすぐの頃の話です。当時、僕は受動喫煙と腰痛の関係を研究していました。ある程度の結果が得られたので海外で発表しようと考えました。英語もろくにしゃべれないのに、今思うと「無謀な考え」だったと思います。 翌年、幸運にもcervical spine research societyという米国の権威ある学会にアクセプトされ、医師4年目にシアトルで初めての海外発表を経験しました。日本では話しかけられない有名な先生方が、海外では気さくに声をかけてくれ、発表の時も英語が苦手な僕を助けてくれました。 無事に学会が終わり、お世話になった先生方とシアトルの港町でワインを飲みながら解放感に浸っていると、学会に参加していていた同年代の白人が寄ってきて、スモーキングは肩こりに関係があるのか?ストレスとの関係はどうなんだ?お前の実験で椎間板が変性するのは本当なのか?と英語で質問してきました。やっと緊張が解けたのに勘弁してくれよと思いましたが、お酒が入っていたので楽しく話せました。 こんな経験をして、僕は「無謀な行動も悪くないなあ」と感じました。あの時の話題は、neck pain、neck stifness、stressなど、いま研究していることばかり。EARHOOKの構想は18年前から始まっていたのかもしれません。 彼にもらった紙切れのメールアドレスは今でも大切にとってあります。数回メールでやり取りしましたがその後は連絡していません。EARHOOKが北米でもう少し売れたらまたメールしてみようと思います。彼がなんて返信して来るか楽しみです。

EARHOOK開発担当 小田 博

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