「医は仁術、O先生」
先日、お世話になったO先生から病院退職のお手紙を頂きました。 昔ながらの診療スタイルで、患者さんに優しく、今でも目標にしています。 医は仁術なり。仁愛の心を本とし、人を救ふを以て志とすべし。 O医師はまさにそんな言葉の似合う先生です。 これほどテクノロジーが発達し、再生医学まで現実化されているのですが、最終的に医療を届けるのはひとりの医師です。 いつか医の仁術がシェアされて、検査専門医、治療専門医、フォロー専門医に分かれていくのだろうか?車の運転免許で、オートマ専用があるように、説明専用医師免許が出来るのだろうか。 外来診療の半分以上は説明している時間だから、これを分けたら待ち時間は確実に短くなるし、説明だけなら病院に行かなくてもいいのか...。 新しい時代の医療スタイルを想像しながらも、只々O先生に感謝しています。