ホルモンの老化
「最近、若いころのように疲れが取れない」
という方はホルモンの老化が始まっているのかもしれません。見た目の老化よりも早くホルモンの老化が始まります。
仕事や日常のストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌され、血圧や血糖が上がると同時に、老化の原因である活性酸素を発生させてしまいます。このコルチゾールを下げる役割のDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という副腎ホルモンが減ってくるのが老化の始まりです。
さらにストレスが増えてDHEAが減ると、疲れが取れないばかりか、常にイライラしたり、くよくよ悩んだり、気分が晴れない状態が続きます。
DHEAはアンチエイジングに大変効果がありますが、アメリカではドーピング成分に指定されているほどのパワーを発揮させるため、アスリートはDHEAをそのまま摂取することは出来ません。
そこで、最近注目されているのがジオスゲニンです。ジオスゲニンは山芋などに含まれる食物由来成分です。DHEAに構造が似ているため、同じような作用があるといわれています。現在は、ジオスゲニンのサプリメントもありますので簡単に摂取出来ます。
ストレスの産物コルチゾールが分解されるのは睡眠時です。しっかり質の高い睡眠をとることはもちろん、ジオスゲニンなどのサプリメントは夕食後や就寝前に服用するほうがより効果を実感しやすいでしょう。
身体が発する信号を的確に自分で受け止め、少しでも良いコンディションを保ち、年を重ねていきたいですね。